介護システムを選ぶ際、機能の比較と同時に確認しておきたいのが、クラウド型かオンプレミス型かという提供形態の違いです。近年新しく登場する介護システムの多くはクラウド型ですが、オンプレミス型を選ぶ理由が残っている施設もあります。

結論として、複数拠点での利用や外部からのアクセスを想定するならクラウド型、既存の院内・施設内ネットワークで完結させたい事情があるならオンプレミス型が向いています。

クラウド型とオンプレミス型の主な違い

  • 初期費用:クラウド型は初期費用を抑えやすい、オンプレミス型はサーバー購入費用がかかる

  • アクセス方法:クラウド型は外部からもアクセスできる、オンプレミス型は施設内ネットワークに限定されることが多い

  • アップデート:クラウド型は自動で最新版になる、オンプレミス型は更新作業が必要な場合がある

  • データの保管場所:クラウド型は事業者のサーバー、オンプレミス型は自施設内のサーバー

複数拠点を持つ法人や、訪問先からの入力を想定する場合は、外部からアクセスできるクラウド型が実務上有利になりやすい傾向があります。一方、通信環境が不安定な地域では、オンプレミス型の安定性が評価されることもあります。

選ぶ前に確認したい自施設の事情

  • 拠点数と、拠点をまたいだ情報共有の必要性

  • 訪問系サービスなど、施設外からの入力が必要かどうか

  • 通信環境の安定性(インターネット回線の状況)

  • 既存のオンプレミス設備を使い続けたい事情の有無

まとめ|小さく試し、現場に合う運用へ整える

介護システムの提供形態は、機能と同じくらい選定に影響します。複数拠点での利用や外部アクセスの必要性、通信環境の安定性を確認し、自施設の事情に合う提供形態を選んでください。

拠点をまたいで利用者情報を共有しようと工夫している担当者の判断が、安定した情報連携につながっています。