シフト管理でつまずく施設の多くは、システムの有無より前に、シフトを組むルール自体が担当者の頭の中にしかない状態になっています。結論として、システムを比較する前に、自施設のシフトルールを言葉にして整理しておくと、どのシステムを選んでも運用がぶれにくくなります。
紙や表計算でシフトを組んでいる施設ほど、ルールが担当者の経験と勘に依存しがちです。担当者が変わると同じ基準で組めなくなる、という問題も起こります。
整理しておきたい3つのルール
配置ルール:時間帯ごとに必要な人数、資格者、フロア責任者の条件
希望の扱い:希望休や勤務可能時間を、いつまでに・どう受け付けるか
変更のルール:確定後の交代申請を、誰が承認し、いつまでに周知するか
この3つが言葉になっていないと、システムを導入しても設定項目に何を入れればよいか分からず、結局担当者の判断に頼ることになります。まず紙に書き出すところから始めてください。
ルールが整理できたら、担当者以外でも組めるかを確かめる
書き出したルールを、普段シフトを組んでいない職員に見せて、同じ条件でシフト案を作れるか試します。作れない場合は、ルールのどこかが暗黙の了解のまま残っている可能性があります。
まとめ|小さく試し、現場に合う運用へ整える
シフト管理は、システムを選ぶ前に配置ルール、希望の扱い、変更のルールを言葉にして整理することが土台になります。担当者以外でも同じ基準で組めるかを確かめてから、システムの比較に進んでください。
毎月のシフトを組みながら現場の事情にも目を配っている担当者の調整力が、無理のない勤務体制を支えています。